
2025年9月25日、オリオンビール株式会社が東京証券取引所プライム市場に上場しました。

想定株価770円で配当40円という、利回り5.19%という驚異的な数字。
これは昨年大注目だった東京メトロを上回る高配当株として、多くの投資家から熱い視線を集めています。

しかも、ビール会社の上場は実に76年ぶり、沖縄県の製造業としては初めての快挙です。
私、Trade Labo代表の児玉一希が、この記事でオリオンビール株価の推移、配当の魅力、そして今後の予想まで、徹底的に解説していきます。
【Trade Labo 動画本編】MAX利回り5.19%の高配当株が新登場!激アツすぎる理由を解説
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もしあなたが資金に余裕があるならば、オリオンビール株は買うべきなのか?
私の投資視点も交えながら、本音でお伝えしていきます。
それでは本題に入っていきましょう。
オリオンビール上場の全貌

今回上場したオリオンビールには、今後の成長を見据えた様々な思いがあります。
まずはオリオンビール上場の基本情報から、なぜこのタイミングで上場したのか、そしてどんな会社なのかを順番に見ていきましょう。
この章を読めば、オリオンビール株への投資判断の土台が作れます。
オリオンビール上場基本情報まとめ
まず、オリオンビール上場の基本的な情報を整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 上場日 | 2025年9月25日(木) |
| 市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 銘柄コード | 409A |
| 想定株価 | 770円 |
| 公開価格 | 850円 |
| 仮条件 | 800円〜850円 |
| 想定時価総額 | 314億円 |
| 主幹事 | 野村證券、みずほ証券、SMBC日興証券 |
注目すべきポイントは3つあります。
- 沖縄県の製造業として初めての東証上場である点
- ビール会社の上場としては76年ぶりという歴史的な出来事である点
- 想定時価総額314億円という小型株ながら、高い注目度を集めている点
これらの特徴が、オリオンビール株価の値動きや投資判断に大きく関わってきます。
特に時価総額が小さいということは、後で詳しく解説しますが、急騰株候補としての魅力も秘めているということです。
なぜ今、オリオンビールは上場するのか
オリオンビールがこのタイミングで上場を決断した背景には、いくつかの重要な理由があります。
ここを理解しておかないと、今後のオリオンビール株価の動きも読めません。
沖縄観光市場の爆伸びという追い風

まず、マザーマーケットである沖縄が近年、外国人観光客を中心にリゾート地として爆伸びしています。
観光客の方がどんどん増えているんです。

世界的なリゾートで言えばハワイですが、すでにもう開発され尽くしていて、値段も高い。

それに比べて沖縄は温暖でありながら豊かな自然が残っていて、それでいながら物価が安い。
観光資源として伸ばしていく魅力に溢れています。

そんな形でマーケットとしての成長性があり、オリオンビールはその中で酒類を中心とした飲料事業で売上の約8割を占めています。

そして、展開する観光ホテルで売上の2割、それ以外にブランドのライセンス事業もあり、まさにインバウンド追い風の銘柄なんです。
事業展開の加速のための資金調達
オリオンビール上場の目的は、県外・海外展開を加速させるための資金調達にあります。

後ほど詳しく解説しますが、海外売上比率は現在7.5%ながら、直近4、5年で年間約1.4倍ペースで伸びてきています。
この成長をさらに加速させるには、大規模な投資が必要です。
また、ホテル・観光事業の強化、最近提携した話題のジャングリア沖縄との連携強化など、やるべきことは山積みです。
最重要:2026年9月の酒税軽減措置廃止への備え

そして、オリオンビール上場の最大の理由がこれです。
実はオリオンビールは、ビールや泡盛の価格に上乗せされる酒税の軽減措置を長年受けてきました。
ただそれが段階的に廃止されて、この軽減措置が2026年9月に廃止される予定なんです。

沖縄は元々長く米軍がいた関係で物価が安定しなかったり、離島で物流費が本土よりも掛かってしまったり、そういった事情もあって、沖縄に醸造所があるオリオンビールに関しては、沖縄県内において酒税の軽減が行われてきました。

ただ、その半世紀近く続いた優遇措置がいよいよ段階的に無くなってきて、保護無しでこれからは勝負しないといけません。
今回のオリオンビール上場にも、それに伴った大規模な資金調達をしたいという会社の意図があります。

例えばそれに伴ってビールの値段を上げたり、海外事業を伸ばしていく必要があって、それをうまくやり切れるかがオリオンビールの業績の鍵を握っています。
オリオンビール上場企業としての事業内容
オリオンビールがどんな事業を行っているのか、ここで整理しておきましょう。
事業内容を知ることで、オリオンビール株価が何に影響されるのかが見えてきます。
酒類・清涼飲料事業(売上の約8割)

オリオンビールの主力事業は、もちろん酒類・清涼飲料の製造販売です。
主力商品は「オリオン・ザ・ドラフト」。
私の近所のスーパーにもありますが、沖縄県外や海外でも人気が高いです。
商品ラインナップとしては、ビール、RTD(チューハイなどすぐに飲めるアルコール飲料)、泡盛などを製造・販売しています。
注目すべきは、沖縄県内のビールシェアが約8割という圧倒的なブランド力です。
観光客の認知度も96.9%と高く、沖縄に行けばオリオンビールというイメージが完全に定着しています。
観光・ホテル事業(売上の約2割)

オリオンビールは酒類だけではなく、観光・ホテル事業も展開しています。
オリオンホテルモトブリゾート&スパ、オリオンホテル那覇など、沖縄県内の観光拠点でホテルを運営しています。

最近では、話題のテーマパーク「ジャングリア沖縄」への土地賃貸や出資も行い、地域発展と連携しています。
ホテルやリゾートの開発、単価アップなど、お酒だけではなく観光も頑張らないといけません。
なので、レジャー産業の側面が強いんです。
その他の事業
ブランドライセンス事業やEC販売も展開しています。
特にEC事業は、直近4、5年で年平均成長率57.8%という爆伸びを見せています。
オリオンビールの創業からの歴史
オリオンビールは1957年に「沖縄ビール」として創業されました。
1959年に現在の「オリオンビール」に社名変更し、沖縄の象徴的なブランドとして成長してきました。
2002年にはアサヒビールと業務提携し、これにより沖縄県外にも広く流通するようになりました。
2019年にはカーライル・グループと野村キャピタル・パートナーズが570億円で買収。
2021年にはCJPファンド傘下に入り、そして2025年9月25日、東証プライム市場に上場したという流れです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | オリオンビール株式会社 |
| 設立 | 1957年5月18日 |
| 本社 | 沖縄県豊見城市 |
| 代表者 | 村野賢哉(代表取締役社長) |
| 従業員数 | 連結414名(2025年7月末) |
| 事業内容 | 酒類清涼飲料事業、観光・ホテル事業 |
【魅力的】オリオンビール配当利回り5.19%の実力

オリオンビール株の最大の魅力は、何と言っても高い配当利回りです。
想定株価770円で配当40円、利回り5.19%という数字は、今時なかなか無い高配当株です。
この章では、オリオンビール配当の詳細から、株価別の利回りシミュレーション、そして他のビール銘柄との比較まで、徹底的に解説していきます。
高配当株投資を考えている方は、この章を特に注目してください。
オリオンビール配当金の詳細情報

まず、オリオンビール配当の基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間配当予想 | 40円 |
| 内訳 | 中間配当20円 + 期末配当20円 |
| 想定株価770円ベースの利回り | 5.19% |
| 公開価格850円ベースの利回り | 4.71% |
| 配当性向 | 約50% |

この配当利回り5.19%という数字、どれくらいすごいかと言うと、昨年注目の上場株だった東京メトロを上回る利回りなんです。

配当金40円をキープできるのであれば、株価1,000円で買ったとしても、利回り4%で高配当株として十分魅力があります。
オリオンビール配当方針の手厚さ

オリオンビールの配当還元方針は、業界でもトップクラスの手厚さです。
会社の発表によると、配当の考え方は次のようになっています。
- 当期純利益をベースに配当性向は50%
- 株主資本配当率(DOE)は驚異の7.5%
- このどちらか高い方を毎年配当として採用する


これらの方針により、株主にとって常により有利な配当が実現される仕組みになっています。
なかなかの高還元で、配当に50%も出すって、普通ならば成長企業というよりも、いったん株主還元を強めて株価対策するような企業にありがちなんですが、オリオンビールの場合は成長性も兼ね備えています。

また、1,000株以上でビールなどの株主優待も貰えて、優待投資家に対しても抜け目がありません。
オリオンビール株価別の配当利回りシミュレーション
実際に投資する際、どの株価で買えば配当利回りがどうなるのか、シミュレーションしてみましょう。
これが実践的な投資判断の目安になります。
| 購入株価 | 配当利回り | 判断 |
|---|---|---|
| 770円(想定価格) | 5.19% | 最高の買い場 |
| 850円(公開価格) | 4.71% | 十分魅力的 |
| 1,000円 | 4.00% | ギリギリ許容範囲 |
| 1,200円 | 3.33% | 様子見推奨 |
| 1,500円 | 2.67% | 高配当株としては微妙 |

私の考えでは、株価1,000円までであれば全然利回り4%をキープできて、高配当株として魅力があると思います。
おそらく、そういう計算をする方がたくさんいらっしゃると思うので、株価1,000円くらいは普通に行きそうな水準だと考えています。
オリオンビール株主優待の内容

オリオンビールは配当だけでなく、株主優待制度も用意しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 1,000株以上保有 |
| 必要投資額 | 約160万円(株価1,600円の場合) |
| 優待内容 | オリオンビール酒類詰め合わせ、オリジナルTシャツ |
| 権利確定月 | 年2回 |
オリオンビールファンの方や、優待投資家の方にとっても魅力的な内容になっています。
ビールの詰め合わせは実質的な価値もありますし、オリジナルTシャツは沖縄好きの方にはたまらない優待です。
オリオンビール配当を他のビール銘柄と比較
オリオンビール配当は、他のビール大手と比較してどうなのか。
ここでは配当利回りの比較を行います。
| 銘柄 | 配当利回り | 配当性向 | 時価総額 |
|---|---|---|---|
| オリオンビール | 4.71-5.19% | 50% | 314億円 |
| アサヒグループHD | 約2.5% | – | 約2.5兆円 |
| キリンHD | 約3.0% | – | 約2兆円 |
| サッポロHD | 約2.8% | – | 約4,000億円 |
ご覧の通り、配当利回りでは圧倒的にオリオンビールが優位です。
大手ビールメーカーが2.5-3.0%程度の利回りである中、オリオンビールは5%前後という高水準を実現しています。
もちろん、時価総額の違いやビジネスの安定性という観点では大手に軍配が上がりますが、インカムゲイン狙いの投資家にとっては、オリオンビール配当の魅力は大きいと言えます。
【高収益の秘密】オリオンビール株価予想!業績を支える材料分析

高い配当を維持するには、しっかりとした業績の裏付けが必要です。
この章では、オリオンビール上場前後の業績推移、そして業界トップクラスの営業利益率12%超という高収益体質の秘密を解き明かしていきます。
オリオンビール株価今後を予想する上で、業績分析は欠かせません。

各種指標を見ても、沖縄県内のビールシェア8割を握る圧倒的なブランド力、低収益になりがちな食料業界の中でも営業利益率は12%を超えて高収益なんです。
オリオンビール上場前後の業績推移と成長性

まず、オリオンビールの業績がどのように推移してきたのかを見ていきましょう。
業績はコロナでもちろん落ち込んだのですが、2023年以降は拡大傾向にあります。
そして今年も増収増益の見通しです。
売上高の推移:コロナからの回復と拡大

オリオンビールの売上高は、2022年3月期以降、着実に伸びています。
2022年3月期から2026年3月期(予想)までの年平均成長率(CAGR)は16%に達する見込みです。
一方、業界大手のアサヒグループホールディングスの日本国内における酒類・飲料売上高は、2021年から2025年(予想)のCAGRは3%です。
売り上げ規模はアサヒがおよそ3兆円、オリオンは300億円弱と2桁の差がありますが、成長率では大手を大きく上回っています。
地域別成長率の内訳:海外・ECが爆伸び

オリオンビールの成長をけん引しているのは、県外、海外、そしてECでの売り上げ拡大です。
地域別の年平均成長率(CAGR 2021年3月期〜2025年3月期)は以下の通りです。
- 県内事業:7.1%(堅調に推移)
- 県外事業:21.3%(高成長を実現)
- 海外事業:37.9%(急拡大中)
- EC事業:57.8%(爆発的成長)
これらの数字が示す通り、オリオンビールは県内だけに依存せず、全国、そして世界へと市場を広げています。

さらにヨーロッパや台湾などで海外にも展開していて、現在の海外売上比率は7.5%ながら、直近4、5年で年間約1.4倍ペースで伸びてきています。

海外で売り上げればマーケットの拡大と円安時の恩恵も受けられますし、その点、昔から沖縄に馴染んだ飲料のディフェンシブ株というよりも、スタートの市場は小さいながら成長性を兼ね備えた企業と言えます。
オリオンビール株価の強み|圧倒的な高収益体質

オリオンビールの強みは、単に売上が伸びているだけではありません。
営業利益率12%超という、食料品業界では驚異的な高収益体質を実現しています。
営業利益率12-13%の驚異

オリオンビールの営業利益率は、2025年3月期で12%超、2026年3月期の予想では13.1%に達する見込みです。
これを他のビール大手と比較してみましょう。
| 企業名 | 営業利益率 |
|---|---|
| オリオンビール | 12-13% |
| アサヒグループHD | 9.2% |
| キリンHD | 5.4% |
| サッポロHD | 2.0% |
ご覧の通り、オリオンビールは業界トップクラスの収益性を誇っています。
アサヒグループですら9.2%、サッポロに至っては2.0%という中で、オリオンビールの12-13%は際立っています。
なぜオリオンビールは高収益なのか

この高収益を実現している理由は、いくつかあります。
- 沖縄県内でビールシェア約8割という圧倒的なブランド力
- 観光客の認知度96.9%という高い知名度
- 地域密着型のビジネスモデルによる効率的な販売
- プレミアム価格設定が可能なブランドイメージ
- 観光・ホテル事業との相乗効果
これらの要素が組み合わさって、オリオンビールの高収益体質が実現されています。
さらに、会社はROE(自己資本利益率)の目標を15%以上と設定しており、株主還元にも積極的です。
オリオンビール株価今後を左右する成長戦略
過去の業績は素晴らしいですが、投資家が本当に知りたいのは「今後どうなるか」です。
オリオンビールの成長戦略を見ていきましょう。
県外・海外展開の加速

オリオンビールの最大の成長ドライバーは、県外・海外市場の開拓です。
海外市場については、現在ヨーロッパ、台湾、オーストラリア、米国などに展開中です。

現在の海外売上比率は7.5%ですが、年間1.4倍ペースで成長しており、今後さらなる拡大が見込まれます。
海外での売上が増えれば、円安時の恩恵も受けられます。
県外市場については、2002年にアサヒビールと業務提携したことで、全国のスーパーやコンビニでの販売が拡大しています。
私の近所のスーパーにもありますから、着実に全国展開が進んでいると言えます。
観光・ホテル事業の強化

酒類事業だけでなく、観光・ホテル事業も重要な成長エンジンです。
オリオンビールは、オリオンホテルモトブリゾート&スパなどを運営しており、2024年6月には近鉄グループホールディングスとの資本業務提携で運営力を強化しました。
さらに、2025年7月に開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」への土地賃貸や出資も行い、沖縄観光全体の発展に貢献しています。
ホテルのリニューアル工事や単価アップなど、観光需要の増加に備えた投資を進めています。
EC事業の爆発的成長
EC事業は、年平均成長率57.8%という驚異的な伸びを見せています。
コロナ禍で自宅飲みが増えたこと、そしてデジタルシフトが進んだことで、EC販売は急拡大しました。
今後もこのトレンドは続くと考えられ、オリオンビールのデジタル戦略は注目に値します。
【必読】オリオンビール株を買いたい人が知るべきリスク

どんなに魅力的な銘柄でも、リスクを理解せずに投資するのは危険です。
オリオンビールには、いくつかの重要なリスク要因があります。
この章では、2026年9月の酒税廃止という最大のリスクから、円高リスク、市場環境、そして需給面のリスクまで、包み隠さずお伝えしていきます。
オリオンビール株を買いたいと考えている方は、必ずこの章を読んでください。
【最重要リスク】2026年9月の酒税軽減措置廃止

オリオンビール株への投資を考える上で、絶対に無視できないのがこのリスクです。
半世紀近く続いた優遇措置が終わるということは、ビジネスモデルの根幹に関わる大きな変化を意味します。
酒税軽減措置とは何か

沖縄は元々長く米軍統治下にあった関係で、物価が安定しなかったという歴史があります。
また、離島であるため物流費が本土よりも高く掛かってしまうという地理的なハンディキャップもあります。

こういった事情を考慮して、沖縄に醸造所があるオリオンビールに関しては、沖縄県内において酒税の軽減措置が行われてきました。
これにより、オリオンビールは本土のビールメーカーと比較して、一定の価格競争力を維持できていたんです。
2026年9月の完全廃止がもたらす影響

しかし、その半世紀近く続いた優遇措置が、いよいよ段階的に無くなってきています。
そして最終的に、2026年9月に完全廃止される予定です。

保護無しでこれからは勝負しないといけないということになります。
これに伴って、オリオンビールは以下のような対応を迫られます。
- ビールの値上げ(消費者に価格転嫁)
- 海外事業の拡大(新しい市場の開拓)
- コスト削減(効率化の推進)
- 高付加価値商品の開発(プレミアム化)


これらの施策をうまくやり切れるかが、オリオンビールの業績の鍵を握っています。
今回のオリオンビール上場にも、それに伴った大規模な資金調達をしたいという会社の意図があるわけです。
投資家が注目すべきポイント
この酒税廃止問題は、オリオンビール株価今後を大きく左右する要因です。
投資家としては、以下の点に注目していく必要があります。
- 2026年9月以降の四半期決算の業績動向
- 値上げのタイミングと幅、そして市場の受容度
- 海外売上の進捗状況(目標達成度)
- 沖縄県内でのシェア維持状況
- 営業利益率の推移(12-13%を維持できるか)

2026年9月以降、オリオンビールが優遇措置なしでも安定した業績を維持できるかどうかが、長期投資の成否を分けます。
オリオンビール株価に影響する円高リスク
オリオンビールは、インバウンド需要に大きく依存しているビジネスモデルです。
そのため、為替の影響を強く受けます。
円安恩恵株という側面

レジャー産業の側面が強いので、海外の方が来やすいという面で考えると、オリオンビールは円安恩恵株です。
円安が進めば、外国人観光客にとって沖縄旅行が割安になり、観光客数が増加します。
また、海外でオリオンビールを販売した場合、円換算での売上が増えるというメリットもあります。
急速な円高進行のリスク

逆に、急速に円高がもし進んだ場合は、業績・株価にはおそらくマイナスになると考えられます。

円高が進むと以下のような悪影響が考えられます。
- 外国人観光客にとって沖縄旅行が割高になり、観光客数が減少
- インバウンド需要の減少により、ホテル事業の収益が悪化
- 海外売上の円換算額が目減りする
- 観光客向けのビール販売が減少
もちろん、沖縄県内の住民向けビジネスは為替の影響を受けませんが、成長ドライバーである観光・海外事業が停滞すれば、オリオンビール株価にも影響が出るでしょう。
ビール市場全体の構造的課題
オリオンビール個別の問題ではなく、ビール業界全体が抱える構造的な課題もあります。
若年世代の飲酒離れ

ビール自体が爆伸びするものでもありません。

むしろ若年世代を中心に飲む人も減っています。
健康志向の高まりや、アルコール以外の娯楽の多様化により、若者のビール消費は減少傾向にあります。
オリオンビールも、この市場トレンドからは逃れられません。
インバウンド事業の不確実性

インバウンド事業だって簡単ではありません。
観光需要は世界的な景気動向や、政治情勢、感染症の流行など、様々な外部要因に左右されます。
- 世界的な景気後退局面では観光需要が減少
- 中国や台湾周りの地政学リスク
- パンデミックなど感染症リスク
- 自然災害(台風、火山噴火など)
これらのリスクを除けば、配当も安定していると思いますが、こういった不確実性があることは認識しておく必要があります。
オリオンビール上場後の大量売出による需給悪化リスク

オリオンビール上場において、需給面で大きな懸念材料があります。
それが、大量の売出株の存在です。
発行済み株式の53%が売出

今回のオリオンビール上場では、発行済み株式に対して売出しが2,167万2,400株あります。

これは発行済み株式の53%を占める規模です。
つまり、公募価格が決まって初値がついて、上場当日に上がったとしても、この大量の売りが降ってくるポテンシャルがあるということです。
過去の事例:東京メトロの乱高下

例えば、去年の東京メトロの上場時の日足のように、急騰しても一気に爆売られして、上場時の初値を割ってしまう。

そういう乱高下は想定しておいた方が良いかもしれません。

大量売出がある銘柄は、短期的には需給が悪化しやすい傾向があります。
ファンドの出口案件という側面
今回のオリオンビール上場は、カーライル・グループと野村キャピタル・パートナーズというファンドの出口案件でもあります。
ファンドは投資した資金を回収する必要があるため、上場後に段階的に株式を売却していく可能性が高いです。
ロックアップ期間(上場日から180日間)が終了する2026年3月以降は、特に注意が必要です。
野村證券主幹事によるオリオンビール株価の値動きの荒さ

これは私の肌感ではあるんですが、主幹事に野村証券が絡んでると、比較的にオリオンビール上場時は値が荒れやすい傾向にあると思います。
野村主幹事の特徴
過去のIPO案件を見ていると、野村證券が主幹事を務めた銘柄は、上場初日から数日間、値動きが激しくなる傾向があります。
これは必ずしも悪いことではありませんが、短期トレーダーにとっては難易度の高い相場になりがちです。
投資家への警告

そう、なので、売りも大量ですし、時価総額もそもそも大きくないので、過去のソフトバンクやJR九州、LINE、JX金属など、上場後も綺麗に上昇してきた注目のIPO株とは少し状況が異なると言えます。

綺麗な上昇トレンドを期待し過ぎてはいけません。
いずれにせよ、オリオンビール上場数日は大荒れでしょうね。

冷静な判断が求められます。
オリオンビール株価の時価総額の小ささ(メリット・デメリット)

オリオンビールの想定時価総額314億円という規模は、メリットとデメリットの両面を持っています。
メリット:急騰株候補としてのポテンシャル
時価総額が小さいということは、急騰の可能性も秘めているということです。
想定される時価総額が314億円。

少々急騰したとしても、400億円から500億円と、実は中小型の急騰株として扱うには、結構面白い時価総額の基準だったりします。

大型株では実現困難な、2倍、3倍という値動きも、小型株なら可能性があります。
後ほど詳しく解説しますが、配当という安全網を持ちながら、キャピタルゲインも狙えるというのは、オリオンビール株の大きな魅力です。
デメリット:機関投資家の買いが入りにくい
一方で、時価総額が小さいと、以下のようなデメリットがあります。
- 大手機関投資家が投資しにくい(ポートフォリオの制約)
- 出来高が少なく、値が飛びやすい
- 大口の売買で株価が大きく変動する
- 流動性が低く、売りたい時に売れないリスク
これらは小型株特有のリスクであり、投資する際は認識しておく必要があります。
【上場後の補足】オリオンビール株価推移を徹底分析
ここからは、実際にオリオンビール上場後の株価がどう動いたのかを見ていきます。
初値から現在までの推移、そして今後の注目ポイントまで、詳しく解説していきます。
オリオンビール株を買いたいと考えている方にとって、この実際の値動きは非常に参考になるはずです。
【上場後の補足】オリオンビール上場初日の株価動き【詳細レポート】
2025年9月25日、オリオンビールはついに東証プライム市場に上場しました。
その初日の値動きは、多くの投資家の注目を集めるものとなりました。
初値形成までの経緯
オリオンビール上場初日、前場は買い気配で始まりました。
午前中は売買が成立せず、買い注文が売り注文を大きく上回る状態が続きました。
後場も買い気配を切り上げて推移し、ようやく13時53分に初値が形成されました。
初値1,863円の衝撃
初値は1,863円。
公開価格850円の約2.19倍という水準でした。
これは市場の期待の高さを物語っています。
| 項目 | 価格 | 公開価格比 |
|---|---|---|
| 初値 | 1,863円 | +119% |
| 高値 | 2,262円 | +166% |
| 終値 | 1,950円 | +129% |
初値形成後も株価は上昇を続け、一時2,262円まで上げ幅を拡大しました。
終値は1,950円で初日の取引を終えました。
応募倍率60倍超の人気
オリオンビールIPOへの応募倍率は、全体で60倍超という高い数字でした。
内訳を見ると、個人投資家や地方金融機関などリテールの需要は、配分された株数の約90倍に達しました。
海外投資家を含む機関投資家は、割り当てられた株数に対して約40倍の申し込みがあったとのことです。
最終的な投資家への配分比率は、リテールが約48%、機関投資家が約52%でした。
これは市場の期待の高さを如実に表しています。
【上場後の補足】オリオンビール上場後1ヶ月の株価推移
オリオンビール上場初日の盛り上がりの後、株価はどう推移したのでしょうか。
ここでは、上場後約1ヶ月の値動きを追っていきます。
調整局面への突入
初値から約1ヶ月の主要な値動きは以下の通りです。
- 9月25日:初値1,863円→終値1,950円(上場来高値)
- 9月26日:調整開始、利益確定売りが出る
- 10月7日:上場来安値1,460円を記録
- 10月24日:1,590円前後で推移
オリオンビール株価は、初値から約15-20%の調整となりました。
これは典型的なIPO後の調整パターンと言えます。
株価水準の整理
| 指標 | 株価 | 公開価格比 |
|---|---|---|
| 公開価格 | 850円 | 基準 |
| 初値 | 1,863円 | +119% |
| 最高値 | 2,262円 | +166% |
| 最安値 | 1,460円 | +72% |
| 現在値(10月下旬) | 1,600円前後 | +88% |
初値からは下落していますが、公開価格からは依然として高い水準を維持しています。
【上場後の補足】現在のオリオンビール株価水準の評価
現在のオリオンビール株価1,600円前後という水準は、投資家にとって買い時なのでしょうか。
ここでは、テクニカル面とファンダメンタル面から評価していきます。
テクニカル分析の視点
チャート上の重要なポイントは以下の通りです。
- サポートライン:1,460円(上場来安値)
- レジスタンスライン:1,950円(上場初日の終値)、2,262円(上場来高値)
- 移動平均線:下落トレンド継続中
- 出来高:徐々に減少傾向
テクニカル的には、まだ明確な反転シグナルは出ていません。
ファンダメンタル評価
現在値1,600円でのファンダメンタル指標は以下の通りです。
- 配当利回り:2.5%(40円配当の場合)
- PER:約10倍前後(ビール大手より割安)
- PBR:確認中
配当利回り2.5%という水準は、高配当株としては魅力が薄れています。
私が先ほど示した基準では、株価1,000円で利回り4%がギリギリの許容範囲でした。
その観点からすると、現在の1,600円という水準は、高配当狙いの投資家にとっては割高と言えます。
投資判断
公開価格850円と比較すれば依然として高い水準ですが、初値比では割安水準に入ってきています。
ただし、配当利回りの観点からは、1,000円以下まで待つのが賢明と考えられます。
【上場後の補足】オリオンビール上場後の株価急落、その理由
なぜオリオンビール株価は、初値から急落したのでしょうか。
その背景を分析していきます。
日本経済新聞の報道
日本経済新聞は、「オリオンビール株価急落、一時12%安 初日人気化の反動で利益確定」と報じました。
まさに、初日の過熱感からの反動が来たということです。
急落の主な要因
オリオンビール株価急落の要因は、以下のように整理できます。
- IPO初日の過熱感からの反動(2倍以上の初値は持続困難)
- 短期投資家による利益確定売りの殺到
- 大量売出(53%)への警戒感
- 市場全体の調整局面との重なり
- 野村主幹事による値動きの荒さ(私の予想が的中)
特に、私が事前に指摘していた「野村主幹事だと値が荒れやすい」という傾向は、まさにその通りになりました。
【上場後の補足】オリオンビール株価に影響するロックアップ解除の注目日
オリオンビール株価今後を予想する上で、絶対に押さえておくべき重要な日付があります。
それがロックアップ解除日です。
2026年3月23日というXデー
オリオンビールのロックアップ期間は、上場日から180日間です。
つまり、2026年3月23日がロックアップ解除日となります。
この日以降、カーライル・グループや野村キャピタル・パートナーズなど大株主の売却が可能になります。
投資家への影響
ロックアップ解除が株価に与える影響は、一般的に以下のようなパターンがあります。
- 解除前(1-2ヶ月前):売却を警戒して株価が軟調に推移
- 解除日当日:実際の売却により株価が下落する可能性
- 解除後:売却が一巡すれば、需給が改善して反発することも
ただし、今回は発行済み株式の53%という大量売出があったため、ロックアップ解除のインパクトは通常より大きくなる可能性があります。
投資戦略への示唆
長期保有を考えている投資家は、以下の戦略を検討すべきです。
- 2026年3月までに一度利益確定を検討する
- ロックアップ解除後の下落を買いのチャンスと捉える
- 解除日前後の値動きを冷静に観察する
短期投資家にとっては、2026年3月前後は大きなボラティリティが予想されるため、リスク管理が重要になります。
オリオンビール株価予想と株価今後の見通し
これまでの分析を踏まえて、オリオンビール株価予想と株価今後の見通しを考えていきます。
短期、中期、長期それぞれの時間軸で、どのような展開が予想されるのか。
また、株価上昇の好材料と下落のリスク材料を整理し、投資判断の材料を提供します。
ただし、個人的には、ビジネスの展開はゆっくりと言いますか、ファンダメンタルズの急成長に伴って株価が力強く上がるという、そういう想定はあまりできないと思っています。
オリオンビール株価予想(短期3ヶ月):調整継続か反発か
まず、今後3ヶ月程度の短期的なオリオンビール株価予想を考えてみます。
弱気シナリオ
調整が継続する場合、以下のような展開が考えられます。
- 目標株価レンジ:1,200円〜1,400円
- 上場後の調整が継続
- 利益確定売りが続く
- 出来高減少で注目度低下
このシナリオでは、上場来安値の1,460円を下回る可能性もあります。
強気シナリオ
一方、反発する場合は以下のような展開が期待できます。
- 目標株価レンジ:1,800円〜2,000円
- 第2四半期決算が好調で反発
- 高配当株として再評価される
- 押し目買いが入る
ただし、初値を大きく超えて上昇する可能性は低いと考えられます。
中立的な見方
最も可能性が高いのは、1,400円〜1,700円のレンジ相場ではないでしょうか。
出来高が減少して様子見ムードが強まる中、大きな材料がない限り、方向感の乏しい展開が続く可能性があります。
オリオンビール株価予想(中期6ヶ月〜1年):2026年3月の試練
中期的には、2026年3月のロックアップ解除が大きな節目となります。
注目イベントのカレンダー
今後6ヶ月〜1年の間に注目すべきイベントは以下の通りです。
- 2025年11月12日(予定):第2四半期決算発表
- 2026年3月23日:ロックアップ解除
- 2026年5月頃:2026年3月期通期決算発表
これらのイベントが、オリオンビール株価の方向性を決める可能性があります。
予想株価レンジ
中期的なオリオンビール株価予想は、以下のレンジが考えられます。
- 下値目安:1,000円(配当利回り4%の心理的防衛ライン)
- 上値目安:2,000円(初値水準への回帰)
1,000円は配当利回り4%という、高配当株としての魅力を維持できる水準です。
ここまで下がれば、配当狙いの買いが入る可能性が高いでしょう。
一方、2,000円を超えてくるには、相当なポジティブサプライズが必要になると思われます。
オリオンビール株価今後(長期1年以上):2026年9月問題とその後
長期的なオリオンビール株価今後を考える上で、最も重要なのが2026年9月の酒税軽減措置廃止です。
これが最大の分水嶺になります。
オリオンビール株価予想・今後の悲観シナリオ
酒税廃止への対応が上手くいかない場合、以下のような展開が考えられます。
- 値上げが市場に受け入れられず売上減少
- 海外展開が想定より遅れる
- 営業利益率が10%以下に低下
- 配当の減配リスクが浮上
- 株価レンジ:800円〜1,000円
このシナリオでは、高配当株としての魅力も薄れ、長期低迷する可能性があります。
オリオンビール株価予想・今後の楽観シナリオ
一方、酒税廃止を乗り越えて成長軌道に乗る場合は、以下の展開が期待できます。
- 値上げに成功し、海外売上が拡大
- インバウンド需要がさらに増加
- 営業利益率13%以上を維持
- 配当も安定的に継続
- 株価レンジ:2,000円〜3,000円
このシナリオでは、時価総額も500億円を超え、中小型の成長株として評価される可能性があります。
オリオンビール株価予想・今後の現実的な見通し
私の見立てでは、中間的なシナリオが最も可能性が高いと考えています。
- 緩やかな成長軌道を維持
- 配当は現状を維持(減配はなし)
- 海外・EC事業は着実に成長
- 株価レンジ:1,200円〜1,800円
海外の展開も少しずつですし、ビール自体が爆伸びするものでもありません。
インバウンド事業だって簡単ではありません。
ただ、想定される時価総額が314億円という小ささを考えると、何かのきっかけで急騰する可能性も秘めています。
オリオンビール株価上昇の好材料まとめ
ここで、オリオンビール株価を押し上げる可能性のある好材料を整理しておきます。
- 配当利回り4-5%という高い水準
- 営業利益率12-13%の高収益体質
- 沖縄観光需要の回復・拡大
- ジャングリア沖縄開業による観光客増加
- 県外・海外展開の加速(年1.4倍成長)
- EC事業の爆発的成長(CAGR 57.8%)
- 時価総額314億円の小型株=急騰可能性
- 株主優待の人気
- 円安進行による恩恵
- アサヒビールとの業務提携効果
- ROE15%以上という株主還元重視の姿勢
これらの好材料が重なれば、オリオンビール株価は大きく上昇する可能性を秘めています。
オリオンビール株価下落のリスク材料まとめ
一方で、オリオンビール株価を押し下げるリスク材料も認識しておく必要があります。
- 2026年9月の酒税軽減措置廃止(最重要リスク)
- 2026年3月のロックアップ解除
- 大量売出(53%)による需給悪化
- 野村主幹事による値動きの荒さ
- 急速な円高進行
- ビール市場全体の縮小傾向
- 若年層の飲酒離れ
- 世界的な景気後退
- 地政学リスク(中国・台湾情勢)
- パンデミック再来
- 自然災害(台風、火山噴火)
- 時価総額が小さいことによる流動性リスク
これらのリスク材料が顕在化すれば、オリオンビール株価は大きく下落する可能性があります。
投資する際は、これらのリスクを十分に理解し、適切なポジションサイズで臨むことが重要です。
オリオンビール株を買いたい人へ【買い方ガイド】

ここまでの分析を踏まえて、実際にオリオンビール株を買いたい人のための実践的なガイドをお届けします。
どの価格帯で買うべきか、どの証券会社を使うべきか、そしてどんな投資スタイルが向いているのか。
私、児玉一希の投資戦略も交えながら、具体的に解説していきます。
もし資金に余裕があるならば、オリオンビール株は買うべきなのか。
この章を読めば、あなた自身の投資判断ができるはずです。
オリオンビール株を買いたい!今、買うべきか?価格帯別の投資判断
一番知りたいのは、「今、買うべきか」ということですよね。
ここでは、株価水準別に投資判断の目安を示していきます。

児玉一希流・投資判断マトリクス
| 株価水準 | 配当利回り | 判断 | 推奨アクション |
|---|---|---|---|
| 700円以下 | 5.7%以上 | 絶好の買い場 | 即買い・全力投資検討 |
| 700-850円 | 4.7-5.7% | 強気で買い | 積極的に買い増し |
| 850-1,000円 | 4.0-4.7% | 買い | 適度に買い |
| 1,000-1,200円 | 3.3-4.0% | 条件付き買い | 押し目を待つ |
| 1,200-1,500円 | 2.7-3.3% | 様子見 | 新規買いは控える |
| 1,500円以上 | 2.7%以下 | 売り検討 | 利益確定を検討 |
この表が、実践的な投資判断の目安になります。
オリオンビール株価の現在値(1,600円前後)の判断
現在のオリオンビール株価1,600円前後という水準は、配当利回り2.5%程度です。
高配当株としては魅力が薄いと言わざるを得ません。

初値から大幅に下落しているとはいえ、高配当株投資として考えるなら、株価1,000円以下まで待つのが賢明だと思います。
よっぽど変更がない限り、高配当株投資として興味がある方は、1,000円以下での押し目買いを狙うのが良いのではないでしょうか。
オリオンビール株を買いたい人のための購入方法と証券会社の選び方
実際にオリオンビール株を買いたいと思ったら、どうすればいいのか。
ここでは具体的な購入方法と、おすすめの証券会社を紹介します。
取引可能な主要証券会社
オリオンビール株は、以下の証券会社で取引できます。
- SBI証券(IPO取扱実績No.1、ネット証券最大手)
- 楽天証券(抽選資金不要、楽天ポイントが貯まる)
- マネックス証券(IPO抽選が平等、米国株にも強い)
- 松井証券(抽選資金不要、50歳以上の手数料優遇)
- SMBC日興証券(主幹事、店舗でも相談可能)
- 野村證券(主幹事、情報量が豊富)
それぞれの証券会社に特徴がありますので、自分の投資スタイルに合った会社を選びましょう。
最低投資金額
オリオンビール株の最低投資金額を確認しておきます。
- 単元株数:100株
- 最低投資額:約16万円(株価1,600円×100株の場合)
- 優待獲得に必要な金額:約160万円(1,000株必要)
株主優待を狙う場合は、かなりまとまった資金が必要になります。
NISA活用のすすめ
オリオンビール株は、NISAの成長投資枠で購入可能です。
NISAを活用すれば、以下のメリットがあります。
- 配当金が非課税(通常20.315%の税金がかからない)
- 売却益も非課税
- 年間360万円まで投資可能
配当利回り5%なら、通常は税引き後4%程度になりますが、NISAなら5%まるまる受け取れます。
高配当株投資をするなら、NISA活用は必須と言えるでしょう。
オリオンビール株を買いたい人向け|投資スタイル別の戦略
オリオンビール株への投資方法は、一つではありません。
あなたの投資スタイルに合わせて、最適な戦略を選びましょう。
オリオンビール株の今後戦略、短期トレード派(非推奨)
正直に言って、オリオンビール株の短期トレードは難易度が非常に高いです。
上場数日は大荒れでしょうね。
理由は以下の通りです。
- 野村主幹事で値動きが荒い
- 出来高が少なく値が飛びやすい
- 大量売出による需給の悪さ
- 初心者には不向き
もし短期トレードをするなら、以下の点に注意してください。
- デイトレードは避けるべき
- スイングトレードなら、1,460円のサポートラインを確認してから
- 損切りラインは必ず設定する(購入価格の-10%程度)
- 利益が出たら素早く確定する
オリオンビール株の今後戦略、中期投資派(条件付きで可)
3ヶ月〜1年程度の中期投資は、条件付きで検討できます。
推奨される戦略は以下の通りです。
- 株価1,000円以下での押し目買いを狙う
- 四半期決算の内容を必ずチェックする
- ロックアップ解除前(2026年3月)に利益確定を検討
- 目標利益は購入価格から20-30%
例えば、900円で買って、1,200円で売れば33%の利益です。
中期投資としては、十分狙える水準ではないでしょうか。
オリオンビール株の今後戦略、長期配当狙い派(個人的におすすめ)

私が最もおすすめするのは、長期配当狙いの投資スタイルです。

時価総額小さめの伸びしろ十分な急騰株候補として保有しつつ、もし下がってくることがあるのであれば、株価の単価も安いので、少しずつ買い増ししながら配当利回りを高めて、それでまたインバウンドや値上げ、円安進行といった材料を待つ。

そういった投資スタンスが向いてるのではないかなと思います。
具体的な戦略は以下の通りです。
- 初回購入:株価1,000円以下で100-300株
- 追加購入:さらに下落した時に買い増し
- 平均取得単価:800-900円を目指す
- 配当:年40円×保有株数を安定収入として受け取る
- 材料待ち:2026年9月以降の業績改善を待つ
この戦略の良いところは、下がっても配当でカバーできる点です。
例えば、平均取得単価850円なら、配当利回りは4.7%です。
多少株価が下がっても、配当を貰いながら気長に待てるわけです。
オリオンビール株の今後戦略、二刀流戦略(児玉一希流)

私自身が検討しているのが、この二刀流戦略です。
それこそね、キャピタルゲインと配当の二刀流で、長い目で投資候補にしようかなと思います。
戦略の核心:小型時価総額×高配当
この戦略の核心は、2つの要素を同時に狙うことにあります。
- キャピタルゲイン:時価総額314億円の小型株として、急騰の可能性
- インカムゲイン:配当利回り4-5%の安定収入
想定される時価総額が314億円。

少々急騰したとしても、400億円から500億円と、実は中小型の急騰株として扱うには、結構面白い時価総額の基準だったりします。

もし株価が倍になれば、時価総額は600億円程度。
これくらいの規模なら、何かのきっかけで実現する可能性は十分あります。
児玉一希・オリオンビール株、二刀流戦略の具体的な投資の考え方
二刀流戦略の具体的な考え方は以下の通りです。
- 株価1,000円以下で初回購入(200-300株程度)
- さらに下落したら追加購入(ドルコスト平均法)
- 平均取得単価を800-900円に抑える
- 配当を受け取りながら、材料を待つ
- 急騰したら段階的に利益確定(+30%で半分、+50%で残り半分)
- または、配当狙いで長期保有継続
材料待ちのポイント
二刀流戦略で待つべき材料は、以下のようなものです。
- インバウンド需要のさらなる拡大
- 海外売上の大幅な伸び
- 円安の進行
- 2026年9月の酒税廃止を乗り越えた後の業績改善
- ジャングリア沖縄の成功
- 新商品のヒット
これらの材料が出れば、株価は大きく動く可能性があります。
投資の心構え

急騰も狙えるし、またパンデミックとか火山噴火とか、中国や台湾周りの地政学リスクといった、そういったことを除けば、配当も安定していると思いますので、長い目で見ていきたいと思います。
配当という安全網があるからこそ、多少の株価変動には動じずに保有を続けられます。
これが二刀流戦略の最大の強みです。
オリオンビール株価のリスク管理と損切りルール
どんなに良い銘柄でも、リスク管理は必須です。
ここでは、オリオンビール株への投資におけるリスク管理の方法を解説します。
適切なポジションサイズ
オリオンビール株は小型株であり、リスクも大きいです。
ポートフォリオ全体に占める割合は、以下を目安にしてください。
- 保守的な投資家:5%以内
- バランス型の投資家:10%以内
- 積極的な投資家:15%以内
小型株に過度に集中するのは避けましょう。
損切りラインの設定
損切りラインは、投資スタイルによって変わります。
- 短期トレード:購入価格の-10%
- 中期投資:購入価格の-15%
- 長期配当狙い:1,000円の心理的ラインを明確に割った時
特に長期投資の場合、1,000円は配当利回り4%という重要なラインです。
ここを割ってくると、高配当株としての魅力が失われるため、保有を見直す必要があります。
利益確定のタイミング
利益が出た場合の利益確定ルールも決めておきましょう。
- +30%:保有株の半分を利益確定
- +50%:残りの半分を利益確定
- 配当狙いの場合:基本的に保有継続
ただし、2026年3月のロックアップ解除前には、一度利益確定を検討した方が良いでしょう。
オリオンビール株価・配当・上場に関するよくある質問(FAQ)
ここまで読んでいただいて、まだ疑問が残っている方もいるかもしれません。
この章では、オリオンビール株に関してよく聞かれる質問に、Q&A形式で答えていきます。
あなたの疑問も、ここで解決できるはずです。
オリオンビール株価は今買っても大丈夫?
A. 株価1,000円以下の押し目を待ってもいいかもしれません。
理由は以下の通りです。
- 配当利回り2.5%では、高配当株としての魅力が薄い
- 私の基準では「1,000円までなら利回り4%」を目安としている
- 初値から15-20%下落しており、さらなる調整の可能性
- ロックアップ解除(2026年3月)までの不透明感
焦って高値で買う必要はありません。
じっくり待って、良い買い場を見つけましょう。
オリオンビール上場のIPO(公開価格850円)で買えなかった。セカンダリーで買うべき?
A. 株価1,000円以下まで下落したら買い検討。それまでは様子見が賢明です。
IPOで買えなかったのは残念ですが、セカンダリー市場でもチャンスはあります。
おそらく、配当利回り4%という計算をする方がたくさんいらっしゃると思うんで、株価1,000円くらいは心理的な防衛ラインになる可能性が高いです。
このラインまで下がってきたら、買いのチャンスと考えて良いでしょう。
Q3. オリオンビール配当利回り5%は魅力的だが、減配リスクは?
A. 2026年9月の酒税廃止が最大のリスク。それを乗り越えられるかが鍵です。
配当を維持するには、安定した業績が必要です。
注視すべきポイントは以下の通りです。
- 値上げの市場受容度
- 海外売上の伸び
- 観光・ホテル事業の収益
- 営業利益率の維持(12-13%をキープできるか)
オリオンビールの配当方針は手厚い(配当性向50%またはDOE7.5%)ため、業績が維持できれば配当も安定する可能性が高いです。
ただし、2026年9月以降の業績次第では、減配リスクも否定できません。
Q4. オリオンビール株価はロックアップ解除後に暴落する可能性は?
A. 可能性は高いと考えられます。2026年3月までに一度利益確定も検討すべきです。
ロックアップ解除による株価への影響は、通常以下のパターンがあります。
- 発行済み株式の53%という大量売出
- カーライル・野村キャピタルの出口案件
- ロックアップ解除=大量売却のリスク
長期保有を考えている方も、2026年3月前後の値動きには注意が必要です。
一度利益確定して、解除後の下落を待って買い直すという戦略も検討してください。
Q5. オリオンビール株はNISAで買える?
A. はい、NISAの成長投資枠で購入可能です。
NISAを活用するメリットは大きいです。
- 配当金が非課税(最大5%の恩恵をフルに享受)
- 売却益も非課税
- 年間360万円まで投資可能
高配当株投資をするなら、NISA活用は必須と言えます。
配当利回り5%なら、通常は税引き後約4%ですが、NISAなら5%まるまる受け取れます。
Q6. オリオンビール株主優待はいつもらえる?何株必要?
A. 1,000株以上保有で、年2回もらえます。
優待の詳細は以下の通りです。
- 必要株数:1,000株
- 必要投資額:約160万円(株価1,600円の場合)
- 優待内容:オリオンビール酒類詰め合わせ、オリジナルTシャツ
- 権利確定月:年2回(詳細は要確認)
ビールの詰め合わせは実質的な価値もありますし、Tシャツはファンにはたまらない優待です。
ただし、1,000株は大きな金額なので、優待目当てだけの投資は慎重に検討してください。
Q7. オリオンビール株は最低いくらから買える?
A. 100株から購入可能です。
オリオンビール株の購入に必要な最低金額は以下の通りです。
- 単元株数:100株
- 最低投資額:約16万円(株価1,600円の場合)
- 1,000円なら:10万円
- 850円なら:8.5万円
小型株としては、比較的手頃な価格で投資できます。
Q8. オリオンビール上場のIPO銘柄は短期で売るべき?長期保有すべき?

A. オリオンビールの場合、長期配当狙いの方が向いています。
理由は以下の通りです。
- 野村主幹事で短期は値動きが荒い
- 配当利回りが魅力的(4-5%)
- 時価総額が小さく、急騰可能性もある
- 短期トレードは難易度が高い
私も長い目で投資候補にしようかなと考えています。
配当を貰いながら、材料を待つという戦略が良いのではないでしょうか。
Q9. オリオンビール株とアサヒビール株、どちらが良い?
A. 投資目的によって異なります。
| 項目 | オリオンビール | アサヒグループHD |
|---|---|---|
| 配当利回り | 4-5% | 約2.5% |
| 時価総額 | 314億円 | 約2.5兆円 |
| 成長性 | 高い(特に海外・EC) | 安定成長 |
| リスク | 高い(酒税廃止等) | 低い(大手の安定性) |
| 急騰可能性 | あり(小型株) | ほぼなし(大型株) |
結論としては以下のようになります。
- 高配当+成長を狙いたい → オリオンビール
- 安定配当を重視 → アサヒグループHD
- リスクを取れる → オリオンビール
- 安全性重視 → アサヒグループHD
両方に分散投資するのも一つの選択肢です。
Q10. オリオンビール株価に影響する2026年9月の酒税特例終了の影響は?

A. 最大のリスク要因です。会社の対応次第で業績が大きく変わります。
その半世紀近く続いた優遇措置がいよいよ段階的に無くなってきて、保護無しでこれからは勝負しないといけません。
投資家が注目すべき点は以下の通りです。
- 値上げのタイミングと幅
- 値上げ後の売上・シェアの推移
- 海外売上の進捗状況
- コスト削減の取り組み
- 営業利益率の維持
2026年9月以降の四半期決算を注意深く見守る必要があります。
ここを乗り越えられれば、オリオンビール株は長期投資に値する銘柄になる可能性が高いです。
Q11. オリオンビール上場で野村証券が主幹事だと何か問題あるの?

A. 私の経験則では「値が荒れやすい傾向」があります。
これは私の肌感ではあるんですが、主幹事に野村証券が絡んでると、比較的に上場時は値が荒れやすい傾向にあると思います。
実際、オリオンビール上場初日からの値動きを見ると、この傾向は当たっていたと言えます。
投資家としての対策は以下の通りです。
- 上場直後の売買は慎重に行う
- 感情的な取引を避ける
- 冷静に押し目を待つ
- 短期トレードは避けた方が無難
Q12. 児玉一希さんは実際にオリオンビール株を買うの?

A. 私も現在投資しようか検討中です。
私の投資方針は以下の通りです。
- 二刀流戦略(キャピタルゲイン+配当)
- 株価1,000円以下での押し目買い
- 下落時に買い増し
- 長期目線での保有
ただし、投資は自己責任です。
私の投資判断は参考程度にして、ご自身でしっかり判断してください。
まとめ – オリオンビール株を買いたい人への最終投資判断

長い記事をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に、オリオンビール株への投資判断をまとめていきます。
あなた自身が投資すべきかどうか、この章を読んで最終的な決断をしてください。
オリオンビール株を買いたい人|児玉一希の結論
ここまでの分析を踏まえて、オリオンビール株がどんな人に向いているのかをまとめます。
オリオンビール株をおすすめできる人

以下のような方には、オリオンビール株への投資を強くおすすめします。
- 高配当株を探している(利回り4%以上希望)
- 沖縄・インバウンド関連に期待している
- 中長期で保有できる(1年以上)
- 下落時に買い増しできる資金的・精神的余裕がある
- 小型株の急騰チャンスも狙いたい
- 株主優待に興味がある(1,000株保有可能な方)
これらに当てはまる方は、株価1,000円以下での投資を検討してください。
オリオンビール株を条件付きでおすすめできる人

以下の条件を満たす場合は、投資を検討しても良いでしょう。
- 株価1,000円以下になったら検討する
- 配当を再投資に回せる
- 2026年9月の酒税廃止リスクを理解している
- ロックアップ解除を気にせず長期保有できる
オリオンビール株をおすすめできない人


逆に、以下のような方にはオリオンビール株をおすすめしません。
- 短期で大きな値幅を狙いたい
- リスクを全く取りたくない
- 出来高が少ない銘柄は避けたい
- 現在値1,600円で新規買いしたい
- ファンダメンタルズの急成長を期待している
こういった方は、他の銘柄を検討した方が良いでしょう。
オリオンビール株価で勝つための最適な投資戦略【まとめ】
オリオンビール株で成功するための、具体的な投資戦略をステップごとにまとめます。
ステップ1:購入タイミングを見極める
- ベストタイミング:株価1,000円以下(利回り4%以上)
- 次善のタイミング:株価850円以下(公開価格水準)
- NGタイミング:現在値1,600円での新規買い
焦らず、良い買い場を待ちましょう。
ステップ2:証券口座を準備する
- SBI証券、楽天証券などで口座開設
- NISA成長投資枠の活用を検討
- 100株から少しずつ購入
ステップ3:保有戦略を実行する
- 下落時に買い増し(ドルコスト平均法)
- 平均取得単価800-900円を目指す
- 配当は再投資で複利効果を狙う
ステップ4:材料を待つ
- インバウンド需要の拡大
- 海外売上の伸び
- 円安進行
- 2026年9月問題のクリア
ステップ5:出口戦略を決める
- +30-50%で段階的に利益確定
- または配当狙いで長期保有継続
- ロックアップ解除前(2026年3月)に判断
オリオンビール株価・配当・上場|筆者(児玉一希)の総合評価
最後に、私の総合的な評価をお伝えします。
オリオンビール株、投資魅力度は?
オリオンビール株は、高配当と成長性を兼ね備えた魅力的な銘柄です。
ただし、リスクも小さくないため、満点評価とはいきません。
評価のポイント
プラス評価の要素は以下の通りです。
- 高い配当利回り(想定価格770円で5.19%)
- 高収益体質(営業利益率12-13%)
- 成長性(海外・EC急拡大)
- 小型株の急騰可能性(時価総額314億円)
- インバウンド追い風
マイナス評価の要素は以下の通りです。
- 2026年9月の酒税廃止(最大リスク)
- 大量売出による需給悪化
- 野村主幹事の値動きの荒さ
- 円高リスク
最終判断
よっぽど変更がない限り、高配当株投資として興味がある方は、投資を検討しても良いと思います。
資金に余裕があるんであれば買っても良いと思います。
ただし、以下の条件付きです。
- 株価1,000円以下での購入
- 下落時の買い増し前提
- 2026年9月のリスク認識
- 長期保有の覚悟
オリオンビール株を買いたい人向けのオリオンビール株の買い方
最後に、すぐにできる具体的なアクションプランをお伝えします。
オリオンビール株の買い方
- 証券口座を開設する(まだの方)
- オリオンビール(409A)をウォッチリストに追加
- 株価アラート設定(1,000円、850円)
- 決算発表日をカレンダーに登録(2025年11月12日予定)
投資の心構え

時価総額小さめの伸びしろ十分な急騰株候補として保有しつつ、もし下がってくることがあるのであれば、株価の単価も安いので、少しずつ買い増ししながら配当利回りを高めて、それでまたインバウンドや値上げ、円安進行といった材料を待つ。

そういった投資スタンスが向いてるのではないかなと思います。
株式会社RES代表取締役/Youtube Trade Labo配信者 児玉一希 プロフィール
東京都立大学(旧・首都大学東京)卒業後、2014年に新卒でリクルートグループへ入社。営業職としてキャリアをスタートするも、当初は思うような成果を上げることができず、2年後に転職を決意。
2016年、金融教育を手がける企業に転職し、投資家の講演運営に携わる中で、株式投資をはじめとする各種投資について学ぶ機会を得る。
その過程で、投資と教育の分野に対する関心が高まり、自らも教育事業に携わるようになる。これまでに直接指導を行った受講者は累計2万人を超える。
2020年には、株式会社RESの代表に就任し、お金や投資を学ぶための学校(現:「マネバ」)を創設。
さらに、2022年にはYouTubeチャンネル「Trade Labo」を開設し、株式市場や個別株の分析に関する情報発信を開始。投資に関心を持つきっかけとなる場を提供している。
